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妻の育児ストレスとイライラを減らす方法を難易度別に紹介

育児・子育て
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妻の育児ストレスとイライラを減らす方法を難易度別に紹介

 前回の記事では、 「夫婦の関係が多少悪くても、親の育児ストレスが低ければ、子どもの成長に良い影響を与えることが出来る」という話をいたしました。
(前回の記事は↓こちら)

 今回は育児初心者の方へ、まず、具体的に何をしたらパートナーの育児ストレスが下がるのかを↓のようにレベルで分けて紹介しようと思います 。

  • レベル0 育児という前に、大人としてすべきこと。
  • レベル1 パートナーと話す。
  • レベル2 準備をしてもらって、育児をする。

レベル0 大人としてすべきこと

 「大人としてすべきことって何?」と思われるかもしれませんので、具体例をお伝えします。
 
 ○ あいさつをする。
 ○ 服を脱ぎっぱなしにしない。
 ○ 靴をそろえる
 ○ 食器を片付ける。
 ○ ゴミはゴミ箱に捨てる。
 ○ 使った物は元の場所に片付ける。 など
 
 「こんなの当たり前じゃないか!」と言いたいかもしれませんが、まぁ落ち着いて。
 言い換えると、これが出来ていないと「こんな当たり前のこともできないの!」とパートナーのストレスを増やしてしまうことになってしまいますので、お気を付けください。。

 また、「子どもに教える」と考えると、大人がお手本を見せないといけない内容ですよね。
 毎日の小さなことも育児ですよ。

レベル1  妻と話す

  育児期間中の父親の役割は「妻のよき理解者となる」「妻の話し相手になる」ことだ、と多くの人が考えたことがあるのではないでしょうか。 (性別が逆の場合もあり)
 
 よくわかっていらっしゃる。

 研究によると、127組の夫婦を調査した結果、「夫との対話で満足度が高い妻ほど、育児ストレスが低くなり、育児に対する満足度も高くなる」という結果が出たそうです。

 この時、パートナーの話に対して、アドバイスをするのではなく、(相手を受け入れる姿勢を大切にしながら)聞くだけでもよい、というのは、あなたも聞いたことがあるのではないでしょうか。

 しかし、 「妻のよき理解者となる」 には、ただ話をするだけではいけません。
 その研究には続きがあって、子どもをどのように育てるか、といった育児への認識の違いはストレスを生むことになる、と書かれてあります。

 改めて、振り返ってみましょう。
 ・しつけの仕方に違いはありませんか?
 ・「こんな子に育てたい」という思いは、共有してますか?

 もし、思い当たる節がありましたら、パートナーと話し合ってみると、お互いに同じ考えを持って、子育てに関わることができるようになるかもしれませんね。

レベル2 準備をしてもらって、育児

 見出しにも書いてある通り、ここでお話するのは、道具の準備をしてもらった上で子どものお世話をするといった内容についてです。
 例を挙げると、子どもの着替えを用意してもらって着替えさせる、パジャマを用意してもらってお風呂に入れる、といったものについてです。

 さて、ここで研究結果を一つ。
 144組の夫婦を調査した結果、”父親も育児に直接的に参加すべきと考えているのは,父親は約60%,母親では約80%と20%の差があり母親はより直接的な育児参加を望んでいる傾向であった。” とあります。

 つまり、「口だけじゃなくて、協力してよ!」ということですね。

 分かりました。
 では、具体例です。

  • 子どもの食事の手伝い(料理を食べさせるのも大変です)
  • オムツを替える(うんちの時に逃げないで!大変だから手伝って!)
  • お風呂に入れる(乳児期は子どもを支えるだけでも大助かり!)
  • 子どもの送迎
  • 保育園・幼稚園の準備
  • 子どもの体調管理
  • 保育園・幼稚園の連絡帳の記入  など

 ここに書いてある内容は、ごく一部です。それに、パートナーにどうすれば良いのかを聞けば、きっとすぐに始められる内容だと思います。
 最初は大変で面倒に感じることもありますが、子どものために頑張りましょう。

育児は「習うより、慣れよ」の精神で

 いかがでしたか。
 今回は育児初心者の方に向けた、パートナーの育児ストレスを減らす方法について紹介いたしました。
 
 育児は未知の連続、育児に関わって、初めて分かることが沢山あります。
 しかし、未知というのは誰しも不安なもの。
 その不安を一人で抱えるのではなく、ぜひともパートナーと協力して、様々な育児にチャレンジしていきましょう。

参考論文

「育児に対する夫婦の役割分担観とその役割満足度に関する研究」2004.渡邉、 樋貝
「父親の育児参加への意識と育児行動」2001. 五十嵐、飯島

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