近年の若い女性の痩せ傾向で、早産や低体重児などのリスクが高まっていることを受け、R3年に「妊娠中の体重増加の目安」の引き上げが行われています。
そこで、今回は厚生労働省が公表している、BMIを基準とした、増えて良い体重の基準について紹介します。
体重増加の目安となる、旧区分と新区分の一覧
母子共に健康かつ、安全に出産に望むことができるようにと示されていた指針ですが、15年ぶりに見直されました。
平成18年に策定された体重増加の目安が以下の表になります。
旧体格区分 | あなたのBMI | 体重増加の目安 |
低体重(やせ) | 18.5未満 | 9~12kg |
普通体重 | 18.5以上~25.0未満 | 7~12kg |
肥満タイプ | 25.0以上 | 個別対応 |
そして、新しい基準が以下のようになりました。
新体格区分 | あなたのBMI | 体重増加の目安 |
低体重(やせ) | 18.5未満 | 12~15kg |
普通体重 | 18.5以上~25.0未満 | 10~13kg |
肥満(1度) | 25.0以上~30.0未満 | 7~10kg |
肥満(2度) | 30.0以上 | (個別対応) 上限5kgが目安 |
体重増加の目安が+3kgと大幅に増えています。
また、肥満の区分の方にも、増加する目安が設けられています。
妊娠前から始める妊産婦のための食生活指針10項目
- 妊娠前から、バランスのよい食事をしっかりとりましょう
(↑について、詳しくはこちらの記事にまとめています。) - 「主食」を中心に、エネルギーをしっかりと
- 不足しがちなビタミン・ミネラルを「副菜」でたっぷりと
(葉酸について、詳しくはこちらの記事にまとめています。) - 乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などでカルシウムを十分に
- 妊娠中の体重増加は、お母さんと赤ちゃんにとって望ましい量に
- 母乳育児も、バランスのよい食生活の中で
- 無理なく体を動かしましょう
- たばことお酒の害から赤ちゃんを守りましょう
- お母さんと赤ちゃんのからだと心のゆとりは、周囲のあたたかいサポートから
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