赤ちゃんの添い寝は1歳程度から
子どもと同じ布団で川の字になって寝る。
それは、日本人の家族で寝る時のイメージとしてよく登場します。
しかし、主に寝ている時に不慮の事故によって、お子さんが亡くなってしまうご家庭もあるのです。
原因としては寝ながらの授乳中、ついウトウトしてしまって、赤ちゃんが乳房をくわえたまま潰されて窒息、柔らかい布団で顔が沈み込み窒息といった、赤ちゃんが動くことが出来ないために起こった事故が多いようです。
(大人用の布団をかけない、ひっついて寝ない、うつ伏せで寝かせない、なども子どもの突然死を防ぐためには大切なようです。)
そのため、添い寝を始めるのは、授乳期が終わってから、もしくは寝返りなどある程度動けるようになる1歳程度が望ましいとされています。
一応、安全な環境が整っていれば、その限りではないようです。
赤ちゃんと安全に寝るための寝具(ベビーベッド)
(↓説明に出てくるガードやベビーベッドの例としてのリンクです。)
赤ちゃんと一緒に寝るためには、主に二つの方法があります。
一つ目は同じ布団の上に、赤ちゃん用のガードを置くという方法、二つ目は赤ちゃん用のベッドを使う方法です。
要するに同じ布団で、同じように寝ようとしていることが問題であり、赤ちゃん用の環境を整えてあげるとよいのです。
赤ちゃん用のベッドがあれば、大人の寝返りから守るだけでなく、柔らかいベッドに赤ちゃんが沈み込むのを防ぐ働きがあります。
これをベッドの上に置くだけで添い寝ができるようになります。
商品によっては持ち運びがしやすいものもあるので、お出かけの際のベッドとして持っていくこともできそうですね。
赤ちゃん用のベッド(ベビーベッド)は、大きく2つに分類されます。
分け方は単純、めちゃくちゃでかい木製か、もう少しコンパクトなプラスチック製か、といったところです。
我が家は譲り受けた木製のベビーベッドがあるのですが、短い期間しか使わないので、ここ数年、荷物置きになっています。
買うならば、コンパクトなものか、少し大きくなったときにおもちゃ箱としての使い道もあるなど、他の活用法があるプラスチック製をおすすめします。
おわりに
今回の内容はいかがだったでしょうか。
毎晩の授乳で毎回起きて、授乳するのはとても大変ですし、寝ながら授乳する機会もこれから出てくるかと思いますが、子どもの安全には十分気をつけてくださいね。
我が家では、一人目の時は木製のベビーベッドを使っていましたが、二人目の時は違うものを使っていこうかな、と考えているところです。
一年程度しか使わないかもしれませんが、生活が楽になるように、自分の家の寝かたに合ったベビーベッドを考えてみるのもよいと思いますよ。
参考論文
- 小児の急死剖検例の検討(2016)首藤風, 瀬越由佳, 宇野亜加里, 中川季子, 日本職業・災害医学会
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