赤ちゃんに授乳するのはいつまで? 離乳を始める時期と離乳食の順番について紹介します。
授乳は大変ですよね。
我が子が生まれて早くも二週間、母乳とミルクをがぶがぶ飲んで、時に吐き戻す、そんな生活をしています。
それでも健やかに成長しているのが分かりますね。
水降さん、親ばか入ってきていませんか?
かもしれません、首もよく動くようになってきましたし、これからもミルクを頑張って作ります。
そういえば、赤ちゃんって、いつまで母乳やミルクを飲むんでしょう?
そうですね…。
では、今回は母乳やミルクを必要としなくなるまでの話をしていきましょうか。
離乳の開始は生後4,5か月から
授乳は大体1年~1年半もすると終わりを迎えます。
無事に終わりを迎えるためには、食事をとれるようにならないといけません。
そのために授乳回数を減らし、離乳食に移行していく時期としては、月齢で言う所の4,5か月頃から始まっていきます。
この頃の子どもの発達状況の目安としては、首のすわりがしっかりして寝返りができ、5秒以上座れる。スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる。食べ物に興味を示すなどが挙げられます。
4,5か月頃の離乳の最初は果汁などの飲み物から始める方が多いかと思いますが、離乳の開始前の子どもにとって、最適な栄養源は母乳又は育児用ミルクです。
そのため、離乳を開始しようとする前に水分・栄養補給として果汁やイオン飲料を与えることは栄養面で良い影響を与えるわけではありませんのでお気を付けください。
また、ハチミツは乳児ボツリヌス症を引き起こすリスクがあるため、1歳を過ぎるまでは与えてはいけません。
1歳未満の子がハチミツを食べたことによるボツリヌス症で亡くなったこともありますので、お気を付けください。
離乳を始めた子どもに食べさせるもの(離乳食)
離乳の開始は、おかゆ(米)から始めましょう。
米アレルギーも確かに存在するのですが、他の食品と比べてアレルギーが出にくい食品ですし、日本人にとって馴染み深い食べ物なので、扱いやすいでしょう。
新しい食品を始める時には離乳食用のスプーン(ティースプーンより少ない量を取る)で1さじずつ与え、アレルギーが出ないかといったように子どもの様子をみながら量を増やしていきます。
慣れてきたらじゃがいもや人参等の野菜、果物をつぶしたもの、さらに慣れたら豆腐や白身魚、固ゆでした卵黄など、種類を増やしていきます。
離乳が進むにつれ、魚は白身魚から赤身魚、青皮魚へ、卵は卵黄から全卵へと進めていきます。
それからは、消化しにくい物を後半に食べさせていきます。
食べやすく調理した脂肪の少ない肉類、豆類、各種野菜、海藻と種類を増やしていく感じです。
脂肪の多い肉類は少し遅らせましょう。
脂肪などの油分を消化するには、体の発達が追い付いていない可能性があります。
乳製品ではヨーグルト、塩分や脂肪の少ないチーズも用いてよいですが、牛乳を飲ませるのは、鉄欠乏性貧血を予防するためにも、1歳を過ぎてからにしましょう。
後語り
うへぇ…、離乳食になるとミルクをあげるより大変だ。
ええ、アレルギーの問題もありますから、より気をつけないといけません。
まぁしばらくはフォローアップミルクを使うんですけどね。
でも、考えてみたら、そうやってみんな大人になってきたのか…。
改めて、自分を育ててくれた人には感謝しないといけませんね。
参考文献
- 授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)厚生労働省
コメント