子どもと一緒に料理はいつからできる?
本日6/6は「コックさんの日」だそうです。
コックさんの日?語呂的には5/9くらいが良さそうな気がしますけど…。
「かわいいコックさん」という絵描き歌に6/6が出てくるので、そう決められたようです。
で、今日は料理の話ですか?
ええ、意識して娘にも料理の手伝いをしてもらっていますが、その効果と小さな子どもでもしやすいお手伝いについて紹介しようと思います。
因みに、私の娘は3歳になってから、料理のお手伝いを始めるようになりました。
3歳からって早くないですか?
ああ、でも3歳用の包丁が確かに西松屋やあかちゃん本舗に売っていましたね。
最初は「してみる?」とこちらから聞いていましたが、今では「今日は肉じゃががいい!私がにんじんとじゃがいもを切る!」と言ってくるようになりました。
それでその日の夕飯の予定が変わったんですっけ?
…まぁ、そんな日もありますよ。
親子調理頻度の分布は,「よくする」者が 7 人(2.7%),「ときどきする」者が108人(42.4%),「あまりしない」者が113人(44.3%),「全くしない」者が27人(10.6%)であった.これらを 2群に分け,頻度高群が115人(45.1%),頻度低群が140人(54.9%)とした.
2020)渡邉
料理については小学校の3、4年生といった中学年の段階では、半分以上の家庭がしていません。
それは家の忙しさもあるようですが、教育の観点から見ると、小学校段階で、料理ができるようになっておくとよいかと思います。
一緒に料理をすると、どんな良いことがあるの?
子どもと一緒に料理するのって、面倒だし、時間がかかりますよね。
まぁ、確かにそうですね。
私は楽しみながらしていますけれど、時間がかかるのは確かですね。
わざわざ小さいときに一緒に料理をする必要ってあるんですか?
ええ、これは成人してからの話になるのですが、大人になってからの食生活がよりよいものになるという研究結果があります。
ああ、大人になっても料理ができない人がいるという話ですか。
そうですね。
外食中心のバランスの偏った食事は、体に良くないですから、将来のことを考えて、早めに調理を通した教育を始めておくとよいのではないでしょうか。
幼い頃から家庭で調理を教えられた者は成人になってからの食生活が良く,調理技術も高いとの報告もあるため,小学生から家庭で調理を学ぶことの重要性を保護者が理解する必要性が示された.
2020、渡邉 (原文)2016、Lavelle
おすすめお手伝い~皮むきから切るまでの過程~
さて、子どもといきなり包丁を使うのはお勧めしません。
最初はタマネギの皮むきから始め、キュウリのような切りやすい食材を切る練習を始めると良いかと思います。
我が家では3歳を少し過ぎた秋~冬頃に始めたので、キュウリが高かったので、いきなりですが、カレーに使うニンジンやジャガイモを使って切る練習をさせています。
このとき、ジャガイモやニンジンが転がらないように半分に切った上で切る練習につかっています。
最初は手取り足取り丁寧に、一緒に切ってあげましょう。
そして、子どもの手を置いた位置に気を付けながら、今度は自分で切らせます。
子どもが成長していくにつれて、子ども用の切りにくい包丁でも、少し硬いニンジンを切ることができるようになってきます。
我が家はのこぎりみたいにギザギザした包丁を使わせていますが、切れ味が悪いので、しばらくしたら切れ味が良いものに変えていきたいですね。
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参考論文
- Lavelle F, Spence M, Hollywood L, et al. Learning cooking skills at different ages: a cross-sectional study. Int J Behav Nutr Phys Act.2016.13
- 家庭で子どもに調理を教える保護者の特徴(2020)渡邉 紗矢, 吉井 瑛美, 赤松 利恵、日本健康教育学会誌/28 巻 1 号
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