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【小・中学校】不登校の原因を解消し、不登校を解決するために家庭でできること

初等教育(小学校)
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 以前、以下のツイートの記事で不登校になった子どもとの関わり方のポイントや、家での過ごし方についてご説明しました。

 今回はこの記事の続きとして、不登校の解消を目指してどうしたらよいか、その1つの方法についてご紹介します。
 この記事が子どもの将来に悩んでいらっしゃる皆さんのお力になれたらと思います。

家で子どもと将来の夢について考える

 家で将来の夢について考えると、以下のような良いことがあります。

  • やりたいことが見えてくる
  • 将来の目標ために何をしたらいいかが分かってくる
  • 子どもの行動する力が強くなる

 子どもが将来したいこと、なりたい仕事がハッキリしている場合、目標を追いかけようとする力が、そのまま子どもの成長に繋がります。
 その夢が明確であればあるほど、子どもは強い力で前に進むことができるようになるでしょう。

 しかし、「夢がない」というお子さんもいらっしゃいます
 そんな時は、「好きなこと」をもっと深めていくと良いでしょう。
 好きなことに集中して考えていく中で、やりたいこと、夢が見つかるかもしれません。

今の学校に通った方がよいなら、学校から離れた生活を当たり前にはしないで

 子どもの夢を叶える上で、学校に通う必要を感じた時、それは学校に行くことを促すチャンスになります。
 家庭訪問や学校との連絡を行う中で、定期的に子どもの変化について相談してみるのも良いかもしれませんね。

 不登校が長期化すると、学校との連絡を鬱陶しがって、学校との関わりを切ってしまう親御さんもいますが、子どもの変化によっては学校に通う機会が出てくることもありますので、学校との関係を切ってはいけません

学校に通わなくてよいなら、本人の未来へ繋がる道を一緒に探して

 しかし中には、今の学校に通うよりも他の学習方法が効果的になる場合もあります。
 専門学校に入学する、スクールに通うなど、子どもの将来に直結する学びを行うことも一つの方法です。

 ここで気をつけるべきことは、進学などの必要が出てきてもこれから先、進学を考えることが出てきた場合は勉強が必要になることです。
 仮に改めて大学などへの進学を考える場合は、高卒認定試験を受けて、大学や短大、専門学校を受験をするといった方法もあります
 ただし、これは高校に行っていなくても大学などを受験できるというだけで、高卒の資格になる訳ではありませんので、気をつけましょう。

学校に行けない理由(課題)を確認する

 子どもの成長に伴って大きなストレスになるものとして、こちらの記事に記載したように、以下の2つが挙げられるのではないでしょうか。

  • 勉強についていけないという不安
  • 友達関係に不安

 これらを解消していくことが不登校を防ぐ上で大切になっていきます。
 では、どうやって解消していったらよいのでしょうか?

できそうな課題をクリアする

 学校に行けない理由(課題)が勉強関係の場合、それは勉強の予習をすることで解決できる場合があります。

水降
水降

 筆者の私も不登校でしたが、予習は自信に繋がりました。

 進学に向けての意欲が高かった中三の秋頃、数学の授業に数度だけ入ったとき「あれ、勉強簡単じゃない?」と思えたのは、予習をしていたからだと断言できます。

 

 数学の先生から「難しくなかったか?」と聞かれた時に「簡単でした」と答えたことを今でも覚えています。

 

 周りの人が初めて学ぶ中で、先に内容を知っていると学習に対しての余裕が生まれますので、予習はオススメです。

 教科書を見たり、動画で勉強したりといろいろな学習法を試してみるとよいでしょう。

 予習をする上でNHKの教育番組には役立つものがたくさんあります。
 なのでテレビを見て学習しても良いですが、もっと便利なのは「NHK for School」というサイトを使うことです。
 「NHK for School」がどんなものか知りたい方は以下の記事に概要を書いておりますのでご覧ください。

 一方で、友達関係についての改善は長期化すると、これ以上の改善は難しいものになります。
 しかし、他の子どもたちは当時のことは忘れていることが多いです。
 我が子に対する関心もなくなっている場合もよくありますので、学校の先生に連絡をして、学級の雰囲気を確認してみると良いでしょう。

学校に行ってみる

 課題をある程度、解消できたと感じたら、学校に行ってみるとよいでしょう。
 まずは「保健室や相談室に登校し、得意教科の時間だけ教室に行く」というところから始めてみると良い、と思います。
 座席も一番後ろにしてもらえると、授業後すぐに教室から出ることができます。
 その1時間の学習で何も問題を感じなければ、他の授業も試してみる、休み時間や給食時間、と少しずつ時間を伸ばしてみることが良いかと思います。

学校外(フリースクール等)も考えてみる

 また、本人の希望を尊重した上で、教育支援センターや不登校特例校、ICTを活用した学習支援、フリースクール、中学校夜間学級(夜間中学)での受入れなど、様々な学習方法をためしてみるのもよいでしょう。

 学校の教頭先生や校長先生、教育委員会に相談すると、(上記の内容が可能な場合)それぞれと繋がる方法を紹介してもらえます

 文部科学省も以下のように教育委員会や学校に対して通知を出しています。

不登校児童生徒の一人一人の状況に応じて,教育支援センター,不登校特例校,フリースクールなどの民間施設,ICTを活用した学習支援など,多様な教育機会を確保する必要があること。

「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日

 なので、学校がどうしても難しい場合、他の方法を試してみましょう。
 あくまで、子どもが「勉強したい、でも学校には行けない」という希望がないと難しいので、まずは子どもの気持ちを確認しましょう。
 大人が「解決しよう、解決しよう」と熱くなりすぎると逆効果になる場合がありますので気をつけましょう。

おわりに

 子どもが不登校から抜け出すには、待つことも大切です。
 子どもの気持ちを認めつつ、子どもの願いに目を向けていくことは大切になっていきますので、学校に行っていない時間を「子どもが自分の人生を見つめる時間に使っている」と、ポジティブに考えていきましょう。

 以下は私の考えを書いた記事になります。

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