みなさんは以下のような心配事をお持ちではないですか?
- 子どもが長時間に渡りスマートフォンを使っていて心配
- 寝室にも持って行き、夜更かしをしているみたいで心配
- どんなサイトにアクセスしているか分からないから心配
- 子どもが小さいから、スマートフォンを持たせるのが心配
そんなお悩みを解決してくれるのがフィルタリングです。
フィルタリングとは、子どもにとって相応しくないウェブサイトや、アプリへのアクセスを禁止するものになります。
また、使った履歴をチェックしたり、使わない時間を設定したりすることで、スマートフォンと上手に付き合っていくお手伝いをしてくれます。
この記事を読むと以下の事が分かります。
- インターネットの危険の具体例
- アプリを制限する方法
- ウェブサイトを制限する方法
インターネット上では子どもたちにとって、悪い影響を与えるコンテンツがたくさんありますので、フィルタリングを適切に使って、子どもたちをインターネットに潜む危険から子どもたちを守っていきましょう!
インターネットに潜む危険とは
フィルタリングで防ぐことができるインターネットの危険は以下の3つが大きなものになります。
出会い系・自撮り被害
インターネットを通じたやりとりによって、子どもが被害に遭うケースというのは毎年報告されています。
・ネット上で知り合った人と出会い、性的被害を受けた。
・ネット上で知り合った人と出会い、誘拐され、殺害された。
上記の様な話は、今までに何度も聞いた事があるのではないでしょうか。
特にスマートフォンを使って出会い、被害にあうケースがほとんどなのですが、2020年の9月には、小学校4年生の児童がスマートフォンではなく、オンラインゲームでのやりとりで誘拐される事案も発生しています。
このように、スマホのみならず、インターネットを通じて、他の人とコミュニケーションをとる事ができるもの、全般に気を配る必要があります。
また、最も多く出会い系被害のきっかけとなっているのは、普通のSNS(Twitter,LINE,インスタグラム等)になります。
詳しくは↓の記事に載せています。
ネット依存
ネット依存、と一言に言っても、その依存には大きく分けて二つの種類があります。
一つ目はSNSを中心とした「つながり依存」、もう一つはゲームや動画を中心とした「コンテンツ依存」です。
つながり依存とは
つながり依存は(TwitterやLINEなどの)SNSにアクセスしないとき、孤独や不安を感じたり、「SNSにアクセスしなかったら、影で誰かから悪口を言われるのではないか」という恐怖心や「グループから外されるのではないか」という不安を感じたりすることによって起こる依存症です。
コンテンツ依存とは
コンテンツ依存はゲームや動画によって、寂しさや孤独感を感じずにすむことや、「ゲームで頑張ったら頑張った分だけ強くなれる」という承認欲求を満たしたり、「ゲームは自分の好きな様に振る舞える」といった自己を表現する欲求を満たしたりすることができ、それらが依存に拍車をかけています。
また、「ログインボーナス」や「ゲーム内でのイベント」などのアクセスしないと損と感じてしまうとき、「もっとしよう(使おう)」という気持ちが生まれ利用頻度が増えていきます。
詳しくは↓の記事に載せています。
動画・SNSの誤った使い方
誰かに対して、悪口を言うような動画やコメントは不適切なものになります。
友達などの近くの人、もしくは有名人を馬鹿にしたり、けなしたりするような誹謗中傷の動画やコメントは訴訟につながることがあります。
また、「鍵アカウントで友達しか見えていないはずなのに」と不適切な動画をアップした人は言いますが、実は「鍵アカウント」は意味がありません。
知り合い以外の人には見られないようにする設定であっても、スクリーンショットや画面収録機能を使うと、投稿した内容は誰でも保存することができます。
それが拡散される(半永久的にどこかに残る)原因になるのです。
詳しくは↓の記事に載せています。
実機でのフィルタリング
多くの方が「フィルタリングってよく分からない」という悩みを持たれています。
私もそうでしたが、実際に触ることで、フィルタリングは意外とあっさりと理解することができるようになりますので、頑張っていきましょう。
安全なサイトしか見られなくなるフィルタリングの導入方法
アプリについては、iPhoneもAndroidも比較的簡単に制限できるのですが、サイトを制限するためにはアプリを入手する必要があります。
それらの入手方法は以下の通りです。
- 各キャリアでスマホ購入時にインストール
- 「i-フィルター」(https://www.daj.jp/cs/)をインストール
これらがないと、小さい子ども(幼稚園〜小学生)のサイトの閲覧制限は難しいかと思います。
iPhoneに制限をかけるための作業手順
iPhoneにはフィルタリング「スクリーンタイム」という機能があります。
この機能でできることは以下の通りです。
- 使用履歴の確認
- 使いすぎの防止や休止時間の設定
- アプリのダウンロードの制限 など
使えるアプリの制限をかける方法
- 不要なアプリを削除
- 設定からスクリーンタイムをタップ
- コンテンツとプライバシーの制限をタップ(パスワード入力:子どもには秘密)
- コンテンツとプライバシーの制限をオンにする
- ituneおよび,app storeでの購入を押す
- インストールの項目を許可しないに変更
R18のサイトを見る事ができなくする制限方法
- 不要なアプリを削除
- 設定からスクリーンタイムをタップ
- コンテンツとプライバシーの制限をタップ(パスワード入力:子どもには秘密)
- コンテンツとプライバシーの制限をオンにする
- コンテンツ制限→webコンテンツを押す
- 成人向けwebサイトを制限にチェック(成人用のみフィルタリング)
フィルタリングによるウェブの制限
- 「i-フィルター」(iOS用)をインストールし、設定しましょう
設定方法のマニュアルも見やすくて安心です。
通常のブラウザを削除する方法
- 不要なアプリを削除
- 設定から、スクリーンタイムをタップ
- コンテンツとプライバシーの制限(パスワード入力:子どもには秘密)。
- コンテンツとプライバシーの制限をオンにする
- 許可されたAppをタップ
- サファリの項目をオフ
Androidに制限をかけるための作業手順
Googleのアカウントを持っている際は、「ファミリーリンク」というアプリを使うことで以下のことができます。
- 使用履歴の確認
- 使いすぎの防止や休止時間の設定
- 現在地の取得 など
詳細は他の方のサイトになりますが、「【Android】子どものスマホ使用を制限する「Googleファミリーリンク」の使い方」というサイトが分かりやすいかと思います。
GooglePlayStoreから、アプリのインストール制限
- GooglePlayStoreを開く
- 設定をタップ
- 「保護者による使用制限」をタップ
- オンにし、パスワードを設定
- アプリとゲームをタップ
- 適切な年齢に設定
フィルタリングによるウェブの制限
- 「i-フィルター」(Android用)をインストールし、設定しましょう
設定方法のマニュアルも見やすくて安心です。
まとめ
警察庁の調査によると、画像にもある通り、スマートフォンのフィルタリング利用率はわずか13.5%(232人)です。
利用していない77.4%(1332人)、契約時はしていたが解除していた9.2%(158人)という数と比べると約6分の1になります。
子どもがどのような情報にでもアクセスできてしまう、この状況はよくないと思いませんか?
特に小さい子はインターネット上の危険に気づけないこともあります。
子どもも、親も、安心してスマートフォンを使える様に、フィルタリングを使ってみましょう。
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