RSウイルスは感染症の一つで、風邪によく似た症状になります。
熱や鼻水など、様々な症状を生じるのですが、RSウイルスには効果的な薬がありません。
そこで、今回はRSウイルスの症状や、お子さんがかかってしまった場合の家庭での対応方法についてご紹介します。
RS感染症の症状
RSウイルスによる症状は大きく分けて4つあります。
- 鼻水が2、3日続く
- 39〜40℃の発熱が1、2日出て、37〜38℃台の熱が続く
- ゼイゼイとするなど、呼吸が苦しくなる
- 中耳炎を伴うことも
私の子どももRSウイルスにかかってしまったのですが、風邪に似た症状が出ていて、二度目の病院受診でRSウイルスという診断を受けました。
症状のピークは5〜7日ほどですが、咳が治るまでには2〜3週間かかります。
特に、生後6ヶ月未満の赤ちゃんや、早産児、生まれつき心臓や肺に病気があるお子さんは重症になりやすい傾向にあるそうです。
家庭で気をつけること
家庭で気をつけていただきたい観点は「呼吸」「鼻水」「加湿」「水分」の4つです。
呼吸:状況によっては入院も視野に
急にゼイゼイしだして、呼吸が苦しそうになることがあります。
呼吸が苦しそうな時は、背中をやさしくたたく、体を起こすように抱っこするなどしてあげてください。
呼吸の状況が急に悪くなることがあり、酸素の取り込みがわるい場合は、入院が必要になることもあります。
鼻水:鼻詰まりに注意
鼻水などで、鼻が詰まって苦しそうにしている時は、鼻水を吸い取ってあげることが必要になる場合があります。
以前は口で吸い取るということをしていたようですが、それでは大人にも感染してしまう可能性も高まります。
今は鼻水の吸引器が1000円未満で販売されているので、それを使用するのが一般的ですね。
我が家ではチュチュベビーのものを使用していますが、奥に入っていた鼻水が前にまで出てきて、ティッシュで取りやすくなりますよ。
加湿:咳を抑える為にも
子どもの咳がとても酷くなるのが、RSウイルス感染症の特徴です。
咳は空気が乾燥していると出やすくなりますので、加湿器を設置することで咳を和らげることができるでしょう。
最近は安価な加湿器も多いので、寝室に一台用意されても良いかもしれませんね。
水分:少ない量を分けて飲ませる
母乳やミルクを飲みにくそうにしているときや、飲んだら吐いてしまう状況にあるときは、一回の量を少なくして、何回かに分けて飲ませましょう。
我が子は11ヶ月になる子どもがいますが、食事外で一度にミルクを普段200mL以上飲むのですが、一度に飲む量を120mLくらいにしました。
そうすると、吐き戻しもせず無事に水分をとることができました。
こんな時は、もう一度診察に
以下の様な状況にある場合は、再度病院にいきましょう。
- 胸やお腹をぺこぺこさせて息をしているとき
- 顔色がわるいとき
- 母乳やミルクの飲みがわるいとき
はじめは風邪と思っていても、数日して急に状態が悪くなることがあるので、夜間に救急受診できる医療機関も確認しておきましょう。
おわりに
今回の内容はいかがだったでしょうか?
我が子もRSウイルスにかかり、発熱とひどい咳、嘔吐の症状があり、最初は風邪という診断を受けていたのですが、嘔吐が止まらず、再度病院にかかったところ、中耳炎の症状がでており、RSウイルスと判明しました。
中耳炎もまた、RSウイルスの特徴のようです。
この病気は入院が必要になる場合もありますので、よくお気をつけください。
みなさんはこの記事を参考に、RSウイルスについて知り、対策していただけると幸いです。
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