普通ではない成果を出したい・成功したいあなたへ
この本のキーワード
- 起業
- ビジネスパートナー
- 相手を助ける
- 相手を知る
- ビジネス書
- ファンタジー小説
この本を読んで分かること
- ビジネスで成功するために必要なことはなにか
- 成功するために大切にしたい考え
ネタバレを避けたまとめ
- 他の人の成功を手伝う
- 成功者になるべきものを見極める
- 成功とは何かを知る
紹介する本
本書の前半部までの概要(ネタバレ注意)
商人を目指し、貿易都市を目指してやってきた二人の若い商人見習い。
貿易都市についた二人の若者は、貿易都市にいると言われている賢者に商売について教えてもらうことにしました。
そこで賢者は二人に、大商人となるための知識の書かれた魔法の巻物を安い値段で二人に売ります。
その巻物にはたった一つだけの言葉が書かれてありました。
『他の成功は己の成功』(他の者の成功を手助けした時、己も成功する)
巻物の言葉を信じることにした主人公と、信じない若者、その二人の物語。
巻物の言葉を信じた主人公は、商人の手伝いをすることにしました。
初めの手伝いは、愛想の悪い商人の船に荷物を乗せること。
しかし、主人公は「盗むつもりではないのか?」と疑われたり、手伝ってクタクタになった後にも「ご苦労、もういいぞ。今日はもう十分だ」とお礼すら言われることなく、主人公は悔しい思いをしました。
次に出会ったのは、壺を扱う商人で、主人公は船に荷物を乗せる手伝いをすることにしました。
荷物を積み終えると商人は主人公に声をかけました。
「ご苦労さん。ほら今日の賃料だ」
「お前さんは働いたんだから、報酬をもらう権利がある」
「もしできるなら、明日も来てくれ」
と昨日の商人とは全く違うその反応に、主人公は考えました。
そして、他の人の成功を手伝うとは、誰でも構わずに手伝いをするのではなく、「相手を選ぶことが大切」だということに気づきます。
すると、巻物に『成功者にふさわしき者を選べ』という新たな文字が増えていることに気づきました。
この巻物は、答えを見つけるとその答えが浮き出てくる巻物だったのです。
その翌日もそのまた翌日も、主人公は同じ商人の手伝いをすることにしました。
商売を一緒にやっていく二人でしたが、それからしばらく一緒に働いていても、巻物に新たな文字は浮かびません。
そんなあるとき、若者は「成功」とは何か、という疑問を持ちました。
成功は人それぞれ色んな形があり、その人にとっての成功を知らなければ、本当の意味で成功の手伝いはできないことに気づいたのです。
すると、巻物に文字が浮かんできたではありませんか。
『その者の成功を知れ』
壺を売る商人にとっての成功とは何かを聞いてみたところ、「これらの壺は良いものだから、その良さを広めたい」、「この壺を作る職人たちが抱える後継者不足を解決したい」という思いがあることが分かります。
その成功のために自分ができることは何かを考えていく。
といったように物語が展開されていきます。
ここから先は、投資などの話が出てきますので一旦ここまでとしておきましょう。
感想
本ブログで全てを紹介するのはどうかと思いましたし、これは読んでもらった方が良いと思いましたので、内容の紹介はここまでとさせていただきます。
あと2つの賢者の言葉や、賢者の巻物を信じなかったもう一人の商人見習いとの再会など、様々な出来事がありますが、文章量もさほど多くなく、サクッと読める本でした。
私にとって最も印象深かったのは、この後に成功を知ることがどうして必要なのか、その理由が語られるところですね。
自分だけでなく他の人の成功を助けることで、自他のために役立つ情報に気付きやすくなるというものですが、この考えには納得できる部分がありました。
私自身、ブログやYoutubeや仕事やら色々と頑張ってきた時期がありましたが、そのことについて頭がいっぱいになっていると、自然と情報が集まってきたり、よりよいアイデアが浮かんだりすることがありました。
これは自分の成長のための情報収集がうまくいっていたということなのでしょう。
それが他者の事を考えて行動しているだけで、二倍の情報が得られるとなると、なかなか面白いことになりそうですね。
著者の「犬飼 ターボ」さんがYoutubeでこの本の解説動画を上げていらっしゃいましたが、成功者には「誰かのために」という考え方を自然にされている方が多いとか。
私もいつか、そんな人になりたいものです。
私もこれからこのブログを読んでくださった方、そして少しでも自分の人生を変えようとする皆さんのために何ができるのか、それをもう少し考えてみることにします。
アドバイスや、ご意見ありましたら、コメントいただけたらありがたいです。
コメント