犬飼ターボさんが書かれた、読むビジネス書、面白いですね。
この本のキーワード
- 業務改善
- 相手を助ける
- セルフイメージ
この本を読んで分かること
- ビジネスで成功するために必要なことはなにか
- 上手くいかない理由と成長の方法
紹介する本
本書の前半部までの概要(ネタバレ注意)
中古車販売業を営む主人公、車が好きで始めたものの収入は低く、自身が成功するまでの期限と決めていた30歳まであと一年。
今年、成果が上がらなければ来年はどこかの会社に入り働くしかない。
そんなことを考えながら、同業者の人と話しているときに話をした言葉
「自分が得をするために必要なのは相手に損をさせることだ」
主人公はこれは真理だと思いました。
営業の終わり、ホテルの駐車場では、日本で珍しい高級車が止まっていました。
主人公が車を見ていると、主人公と似たような服装をした男がやってきました。
その男は同じく高級車に興味があるようです。
主人公は車について詳しいので、男に対してマウントをとるために「この車は日本には100台程度しかない」「馬力は普通の車の3台分あるんですよ」と知っている知識を語ります。
そして、私が「いつか乗ってみたいですね」というと。
「買えばいいじゃないですか」
「そんなお金が手に入ったらですね」
男は不思議な質問をしてきます。
「君は仕事と人生のどちらを成功させたい」
「今は仕事ですね」
その言葉を聞いて、男はニコニコと頷くと、フェラーリに乗って去っていきました。
似たような服を着ているからと、マウントを取っていた相手ですが、実はこの男はお金持ちだったのです。
最後にされた質問が頭にいつまでも残っていた彼は、男に会うため、何度もホテルに足を運びます。
そして八日目、駐車場には男のフェラーリが止まっていました。
男に再び会うことができた主人公は質問の意味を男に聞きます。
「仕事を成功させようとすると不幸になる。本当に大切なのは人生の成功をめざすことだ」
その後、男にビジネスで成功する方法について教わることになった主人公。
男からは課題が言い渡されます。
「成功者10人から話を聞くこと」「ホームレスと24時間一緒に過ごすこと」
この課題に取り組む中で、特別な仕事をする必要はないこと、そして、自分のセルフイメージを持つことが大切であることを学びます。
セルフイメージとは、自分は何者であるかという強いイメージです。
あなたが「自分は成功できるはずがない」と思っているならば、あなたは成功できない理由を探す人になります。
あなたが「自分は成功する人」と思っているならば、成功するために必要な方法を探す人になります。
それからも主人公は、さらなるビジネスの師匠たる人に会って…、とビジネスの先輩方から様々な指導を受けて成長していく、という内容になっています。
感想
セルフイメージはとても大切です。
例えば、最近の私なら「成長したい、現状を変えたいと考えている人に知識やヒントを与える人になりたい」と思っていますので、今まで読んだ本の中で紹介した方が良い本はないか、や、人の悩みに何を伝えたら良いのかを考えるのが日常になってきました。
そうしていると、Youtubeを見ているときに役立ちそうな情報があると、その動画を優先的に見てみたり、通勤途中で誰かが話す愚痴から人の悩みを知ったり、と普段なら見落としそうなことに気づくことができるようになっていくことが分かりました。
このセルフイメージが確立すると、情報のアンテナが敏感になるというか、情報が入ってきやすくなるんですよね。
自分の頭の中を大切な物で埋めていくと、自ずと大切なものが近づいてくるというのは、このためかもしれませんね。
私以外の人の例としては、洋服関係のビジネスを始める方であれば、様々な人の洋服や流行に敏感になっていくでしょうし、プログラミングに興味を持っている人であれば、Youtubeやブログ、本など、気になるものが目に入る様になっていくでしょう。
皆さんもセルフイメージを大切にしてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
アドバイスや、ご意見、オススメの本等ありましたら、コメントいただけたらありがたいです。
コメント