【自尊心を高めよう】夫婦の幸せには、自分が幸せになることが必要という研究

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【自尊心を高めよう】夫婦の幸せには、自分が幸せになることが必要という研究

 4月22日は、よい夫婦の日。
 他にも、いい夫婦の日やいい夫妻の日があり、更には月に一度夫婦の日が来るなど、夫婦の関係については、月に一度程度、見直してみるとよい、と言われているような気になりますよね。

 さて、夫婦関係の満足感を上げるというと、パートナーを支えることをイメージされる方も多いと思いますが、実は自分が幸せになる(自尊心を高める)ことがパートナーの満足感も高めるという結果があるのです。

自尊心とは

 自尊心という言葉に対しての定義付けは未だに十分にされていないようですが、自分自身による自己に対する肯定的評価と言われています。

 具体的にいうと、自分は大切な存在と感じることができる、自分を認めることができる気持ちを表します。

 とても簡単に言うと、「私ってすごい!」「私って偉い!」と自分を素直に褒めることができる気持ちといったところでしょうか。
 自分に対する自信と言い換えてもいいかもしれません。

自尊心を高める方法

 自尊心を高める方法はたくさんありますが、気持ちの持ちようではなく、行動として効果の実感を得やすいのは以下の通りです。

  • 好きなこと、得意なことを伸ばす。
  • 瞑想をする。
  • 筋トレをする。

 それぞれ、何故良いのかと言いますと、

 好きなこと、得意なことを伸ばす、それは、自分の長所を知っているということです。
 好きなこと、得意なことで成長していく実感は、長所という自分と言う存在を認める上で必要な柱をより育てることができます

 瞑想、それもマインドフルネスに意識した瞑想ですね。
 マインドフルネス瞑想の何が良いかと言いますと、嫌なことがあったときや、緊張した時に呼吸に意識を向けることで、落ち着いた自分に戻すことができるようになっていきます。
 つまり、自尊心が低下することを防ぐことができるんです。

 方法を詳しく言いますと、背筋をピンと伸ばし、5秒で息を吸って、10秒で息を吐く、集中が途切れそうになったら、呼吸に意識を集中します。
 これを可能な限り一日5分程度で構いませんので、毎日続けていくとよいでしょう。

 筋トレにより引き締まった体は、自分に対しての自信がつくことが報告されています。
 筋トレの途中で変わっていく体を見ると、自分の努力が分かりますし、頑張った分だけ変わっていく過程が、自分を素直に認め、褒めることへとつながっていくでしょう。

おわりに

 さて、今回の内容はいかがだったでしょうか。

 自尊心は子どもの時代の影響を受けると言われていますが、自尊心は中・高生に最も下がり、それ以降に上がって、50代でピークになるという研究があります。

 それはすなわち、大人になってから自尊心をあげることは決して難しいことではないということを表しています。

 しかし、問題はどのように自尊心を上げたらいいかを知らない人が多いということです。
 自尊心を高めるために自分を成長させる、という視点を持って生活していくと、より生活がより良い物になっていくかもしれませんね。

 周りの人を幸せにするためにも、自分を幸せにする方法を見つけていきましょう。

参考論文

  • 夫婦関係満足感に与える自尊心の影響―夫婦データを用いたAPIMによる検討―(2017) 鬼頭 美江, 佐藤 剛介、実験社会心理学研究、56 巻 2 号 p. 187-194

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