誰も言わない「朝食を抜くと糖尿病リスクが上がる」という話

ダイエット、学力と続いた、朝食三部作の最終回です。
さて、今回のお話は、特に朝食抜きダイエットを行っている方への注意喚起の意味を込めての話となります。
週に4~5日、朝食を抜く生活をしていた場合、第二型糖尿病になる可能性が55%上がると言われています。
健康的な体を目指すというのは、とても大切な事になりますが、その方法が病気の原因になっていないかを考えることもまた大切です。
↓今回の内容
- 糖尿病の原因
- 糖尿病リスクが最も上がる食事パターン
糖尿病の原因

糖尿病とはカロリー過多、運動不足、肥満などが原因となって、インスリンの分泌量が減ったり、働きが低下することによって生じる病気です。
食べすぎ、飲みすぎといった食事の面だけでなく、運動不足もまた糖尿病の原因となるのですね。
悪影響を与える食事として、赤身肉を沢山食べること、炭水化物ばかりをとること、砂糖入りの飲み物が挙げられます。
また、アルコールの摂取もまたエネルギーを多く摂り過ぎてしまう原因となってしまいます。
つまり、太っていて、運動せずに、食事抜きダイエットをして、その反動でドカ食いをしたり、夕食後に晩酌をしたりする人が最も糖尿病になりやすいと言えるのかもしれません。
糖尿病リスクが最も上がる食事パターン

さて、先ほど「赤身肉を沢山食べること、炭水化物ばかりをとること、砂糖入りの飲み物」といったことからも分かる通り、最も糖尿病リスクが高まるのは、朝食抜きと西洋の食事パターンの組み合わせです。
例を挙げるならば、朝食を抜いた後に、ハンバーガーや、ステーキ、パスタなどを食べるということでしょうか。
朝ごはんを抜いて、昼にハンバーガーを食べるといった生活をするのは、20代、30代といった若い世代のイメージが強いですが、昼にパスタでしたら、他の年代の方も当てはまるかもしれませんね。
では、逆に糖尿病になりにくい食事とは何かというと、植物性タンパク質や、繊維質の物、ビタミン類を取れる食事…。
「和食とサラダかな?」と思ってしまいました。
でも流石にそれだと寂しすぎるので、少し探してきました。
他の方のサイトなので、勝手に貼るのはどうなのかな、と思いつつも便利そうだったので貼っておきます。
200種類を超えるレシピが乗っていて、美味しそうですよ。
おわりに
今回の内容はいかがだったでしょうか。
健康を気にするのはとても大切なことだと思います。
しかし、その方法によっては、逆に健康を損ねてしまうこともありそうです。
みなさんの健康を守るため、健康的に歳をとっていくために、食事を抜くのではなく、運動を中心としたダイエットを目指していくことをオススメします。
参考論文・資料
- Breakfast Skipping Is Associated with Increased Risk of Type 2 Diabetes among Adults: A Systematic Review and Meta-Analysis of Prospective Cohort Studies/Aurélie Ballon, Manuela Neuenschwander, Sabrina Schlesinger/The Journal of Nutrition, Volume 149, Issue 1, January 2019, Pages 106–113,
- 糖尿病診療ガイドライン2019,一般社団法人日本糖尿病学会
コメント